それだけ大きな…? 勇人は、その組織のトップに立つんだ。 そう考えると、自分はとんでもない世界に飛び込んでしまったんだと、今さらながらに思ってしまう。 そんな私を察してか、お義母さんは優しく微笑んで言った。 「だからね。美優ちゃんが本当に勇人を好きなら、覚悟が必要って事」 「覚悟?」 お義母さんは、黙って頷いた。