高川翔太を好きになったのは

香奈が中学3年の時だった。




「高川ー!勉強しろや!」




丁度香奈が職員室に用事があって行った時、
高川が、数学の教科書に落書きしたらしく

怒られていた。


先生に怒られていた高川をみて
つい香奈は笑ってしまい




「おい坂野、坂野香奈。お前面倒みてやれ」


「は?なんで?つかなんの?」


「高川のだ!お前は頭がいいから教えてやれ」



まだ香奈の頭の中は混乱していた。

翔太は、香奈に向かって



「よろしくね★」


と笑顔でピースした。