「おい!晴彦やめろよ!今日は人数が少ないから、分が悪い」 仲間の一人が止めに入ったけど、オレは聞かなかった。 「最初にふっかけたのは、あっちだろ?」 息が切れ切れになりながらも、まだ殴る手を止められない。 「晴彦~!てめぇふざけんなよ!」 他にも何人かが、束になってかかってきた時だった。 「オレらにはな、佑斗さんがバックについてるんだよ!」 仲間の一人が、大声で叫んだ。