そして時間は進み入学式の日。
鳴は新しい制服を着て、しっかりと身だしなみを整え辻高校に向かった。
向かう途中複雑な気持ちでいっぱいだった…。
たっちゃんに会いたいけどこわいという気持ちが膨らむ…。
辻高校に着き、校門で成海が鳴を待ってくれていた!!
鳴は成海のもとに走る。
成海も鳴のことに気づき手招きをする!!
そして合流して体育館の方に向かった。
だけど向かう途中に写真で見た彼の姿があった…!!
ベンチで退屈そうに座るたっちゃんの姿…!!
鳴の心拍数は一気に速くなる!!
そんな鳴をたっちゃんは見てきた!
鳴は恥ずかしくなり、すぐに目をそらした。
そして成海と話して、たっちゃんのこと気づかないふりをした…。
本当は話しかけたかった…。
山ほど話すことがいっぱいだった…。
けど話してもたっちゃんは鳴のことを知らない…。
そう考えると悲しくなって、話しかけれなかった…。