・・んでもなぁ・・・・ 気になったところで、どうにもならへんし・・・ 「どうしたらえーんよぉ・・・・」 自分の部屋で、一人呟いた。 「何がや?」 ・・・ん? 突然の声に後ろを振り向くと 「・・・・陽(よう)兄、何してんねん?」 4つ年上の兄貴、陽兄がドアの隙間から顔を出していた。 「いや、だって凄い音したから。」 ・・・あぁ、ウチが鞄を投げたせいやわ。