「蓮にチョコあげないのか?」 学校の帰り、後ろから自転車できた秀次が、自転車を降りてウチの隣を歩き始めた。 「なんや、いきなり?」 もしかして・・・・ 「だって美麗は蓮が好きだろ。」 やっぱり・・・・ 「ばれとったか・・」 「クラスも同じで家も近所とくれば、嫌でも分かる。蓮は気付いてないけどな。」 「そーか。」 「そっけないなー。もっと感動しろよ!」 「何にやねん!」 やっぱアホやわこいつ。