「べ、別にどうでもいいよ!もう終わったことなんだし…」 嘘。終わったわけじゃない。だって、まだ返事もらってないもん。ただの負け惜しみなんだけどね… 「でも…まだ好きなんじゃないの?」 「…ほ、ほっといてよ!」 「ちょっと雅!」 あたしは夢中で走った。桜ちゃんには完璧八つ当たりだった。 だってどうしていいか分からない。 榊さんが留学…。 しばらく会えない…。