しかし、最悪なことが起きた。 「白石秋歌…か」 はぁ、せっかく忘れかけていたのにどうやら今日の合コンに彼女が来るらしい。 一瞬帰ろうかとも思うほど、あたしの体は彼女を拒否する。 嫌というほど思い出される、過去。 珍しく雅に怒られあたしはうなだれた。 白石秋歌が悪い人間なわけじゃない。ただ…あの子とはもう関わりたくなかった。 と言っても遅い、か。