「・・・俺が合コン来たの、偶然だと思う?」
急に真面目な顔になる、きょー。
この顔にあたしはとことん弱い。
「え?・・・偶然でしょ?」
「残念。聡に頼んで無理やり行かしてもらったの」
「ど、どういうこと?」
「疲れたー」と言ってあたしの上から退くと、あたしの隣にゴロンと寝転んだ。
「ほんとは違うやつが行くことになってたところを俺に譲ってもらった」
きょーはあたしの髪を指に絡ませてニヤッと笑った。
「な、なんで!?」
「まだわかんねー?鈍感」
「はあ?」
鈍感て・・・まさか・・・違うよね?
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