6 L O V E .




須賀君の言葉一つ一つ私の心を溶かしてゆく。

今日はどんだけ泣くんだろう、私。



「あの大学生のことは、よくあのカフェ来てたから知ってたんだ。お前の話ばっかしててさ、相当好きなんだろうなって思って嫉妬してた」



「あのカフェってここの近くの?」



「そう、俺あそこ今でもよく行ってんの」



そういえば、カフェで思い出した。



「離して!須賀君にはもう・・・大切な人いるんでしょ・・・?」



「は?この流れでなんでそうなんの!?」



「だって、昨日一緒にいた人・・・」



「ああ、いとこだよ。あのカフェでたまたまバイトしてたってだけ」



「いとこ・・・バイト・・・」