須賀君の言葉一つ一つ私の心を溶かしてゆく。
今日はどんだけ泣くんだろう、私。
「あの大学生のことは、よくあのカフェ来てたから知ってたんだ。お前の話ばっかしててさ、相当好きなんだろうなって思って嫉妬してた」
「あのカフェってここの近くの?」
「そう、俺あそこ今でもよく行ってんの」
そういえば、カフェで思い出した。
「離して!須賀君にはもう・・・大切な人いるんでしょ・・・?」
「は?この流れでなんでそうなんの!?」
「だって、昨日一緒にいた人・・・」
「ああ、いとこだよ。あのカフェでたまたまバイトしてたってだけ」
「いとこ・・・バイト・・・」

