6 L O V E .




「あーあ、こんなつもりじゃなかったのに。泣いてるあんたに文句目一杯言ってやろうと思ったのにな」




「ありがとう、川島さん・・・こんな私、励ましてくれて・・・」




「だから!言っとくけど、そんなつもりないし!私はあんたのこと嫌いだから」




「うん、ありがとう」




「なに、泣きながら笑ってんのよ!?」



川島さんの優しさが心にしみる。


これだけでも、私ここにいる価値あるのかな・・・?




「あと、あんたの友達が全部のクラスの黒板消して叫んでったよ。『秋歌のこと、勝手に言うな』ってさ。大事な人ちゃんといるじゃん」



絶対、寧々だ・・・。




「うん・・・私、本当に大事なものまで失うところだった・・・」