「カフェ・・・?」



「うん。あそこで勉強してた」



そう言った須賀君の視線の先には、よく二人で勉強したあのカフェがあった。


今でも須賀君は・・・そう考えると胸がきゅっと締め付けられた。





「須賀君・・・ごめん・・・」



私は、泣きじゃくった。


初めて人前で泣いた。もう何も考えられなかった。




「俺には、何にも隠さなくていいって」



あんなに傷つけた私をまだ見捨てずにいてくれるなんて・・・。



だけど、やっぱり私は誰にも愛されない。



「真人君」


可愛らしい女の子の声がした。