その瞬間、私はホッとして腰から崩れ落ちた。


なんで・・・いつも肝心なところで助けられちゃうのかな・・・。




「まーた、バカなことして」



振り返ると、須賀君が私を見下ろしていた。



また須賀君に助けられちゃったんだ・・・。




「なんで助けたりするの!?こんな私!罰を受けて当然なのに!」



助けてくれたのに、なんてことを言うんだろう、この口は。



「助けなきゃ、よかった?」



すごい悲しい目が私を見つめてくる。



「大体、なんでこんなとこにいるの・・・」



「あのカフェから白石の姿が見えたから」