「何?おとなしくなっちゃって。とりあえず、俺らの相手お願いしますよ、マドンナさん」 そうにやりと笑いながら、男は私の肩に手をかけた。 「楽しめるとこ行こうね」 一体、どこに連れてこうって言うんだろう。 「おまわりさーん!こっちです!」 そんな声が後ろから聞こえてきた。 「は?警察?」 「おいっやべーって」 急に慌て始める男たち。 「お前・・・覚えてろよ」 お決まりの捨て台詞をはいて男たちは走り去っていった。