「え?」
「あーきかちゃんっ久しぶり!」
誰?三人組の男が私を取り囲むように立つ。
絶対にその風貌は高校生じゃない。
「だ、誰?」
「は?忘れたとは言わせねえよ。あんなに優しくしてやったのに、連絡ブチりやがって」
「痛っ」
ガシっと髪の毛を掴まれた。
この時間は人通りも少ないし、誰も私を助けてくれる人なんていない。
「あんた、学校じゃマドンナとか言われてるらしいじゃん。こいつの妹、西高なんだってよ」
「離してよ・・・」
「とんだビッチ女だよな?何人も男たぶらかして、学校では猫かぶりかよ」
ケラケラと周りの男も笑っている。
あーあ、これが私への罰なんだね。
さっさと、終わらせてよ・・・私は、抵抗をやめた。

