6 L O V E .




ホテルで情事をすませたあと、私たちは部屋を出た。


「今日も秋歌ちゃん可愛かったよ」


「ありがとう」


別に満たされるものなんてない。

こんなことに意味はないってわかってる。



「また会える?」


「連絡してくれたらね」



帰りに、この人の連絡先消そう。あと拒否設定も。



ホテルから出た瞬間だった。




「尚!?」


「・・・詩織」


「この人と何してたの・・・?」



あーあ最悪。これって修羅場だよね。