「なあ、一緒に帰んね?」


それに動じることなく須賀君は一言放った。



「え?」


「だから一緒に帰ろ」


「悪いけど!私、今からお笑いのDVD見るから早く帰んなきゃって・・・あっ」


「・・・白石ってお笑い好きなの?」



ば、ばれた・・・。簡単にばれた。

私、バカすぎ!



「いやその・・・」


「なんで隠すんだよ!てか俺もお笑い大好きなんだけど!」


「ほんと!?芸人誰が好き?」


「もちろんメロンマンだろ!」


「めっちゃわかる!私も好き!」



思いもよらぬところで意気投合した私たち。そして、歩き出した。