6 L O V E .




「は?耳あて?」



「先輩の耳、真っ赤だったから・・・」


そう言ったあいつのほっぺたも真っ赤だった。


さっきまで、あいつが付けて耳あてによって温められていく耳。



「だからって、男はしないの!」


「え?そうなんですか・・・でも・・・」



「少なくとも、俺はしない」



そして、耳あてあいつの頭に返した。




「わっ間接耳あて~!」



とかバカなこと言い出すから、俺はシカトした。


なんか調子狂う。


俺の決意すらもこいつには、どうってことねえのかな・・・。