6 L O V E .



絶叫系一つに乗って、お昼を挟んでまた一つ。

さらに、ホラー迷路とかいうお化け屋敷にも強制連行。




はっきり言って、辛い。

冬の遊園地ってけっこうきつい。




「聡先輩!大丈夫ですか?」


ぐったりとカフェテリアの椅子に腰掛ける俺に、あいつは声をかけてきた。



「・・・大丈夫。桜たちは?」


「あー・・・コーヒーカップ回しに行っちゃいました」



どんだけ元気なんだ、あのカップルは。



「あの、」


「何?」


「これ使ってください!」


と俺の頭に何か装着してきた。