コンビニを過ぎると、通いなれた並木道が広がる。
そういえば、先輩と初めて会ったのってこのへんだったな。
自然とニヤけてしまう。
不思議。
気持ちを伝えるって苦しいばっかりだと思ってた。
でも、今は前に進めたって気持ちが大きい。
先輩の気持ちがどうであれ、あたしの気持ちに変わりはない。
とにかく今は前を向こう。
「みーつけたっ」
「うわっ」
何事!?急に体が重くなって、前のめりに倒れていく。
「ちょ、桜ちゃん!うわあっ」
ドタッと大きな音を立ててあたしは、正確にはあたしたちは倒れた。
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