「俺とも遊んでくれるよな、翠」 「きょーと遊べるわけないじゃん。・・・対象外だよ」 自分の言葉があたし自身を追い詰める。 「対象外」 なんて虚しい響きなんだろう・・・ 「・・・冗談だし」 「・・・」 パッと離される手。 寂しいなんて、思ってないよね? 「冗談も度がすぎてるっての・・・」 あたしは小さくそう零した。 きっときょーには聞こえてない。