「おお!女子がいる!え、聡どういうこと!?」 「お前、浮気か浮気ー」 げ。なんでこんなことに・・・。 男子たちがあたしに好奇の目を向けてくる。 来る前にさっさと帰っちゃえばよかった。 「ちげーよ。こいつは幼なじみ!」 「桜ちゃんだよね?」 聡以上にチャラい感じの男子があたしに話しかけてきた。 と思ったら、巧くんだった。 「・・・巧くん」 「久しぶりだなー!卒業以来、会ってなかったよね」 とにっこり笑う巧くん。 あたしはこの笑顔が嫌いだった。