「え!?」 離れると、目を見開いた、リカさん。 「俺、リカさんが好きなのかもしんない」 なんて曖昧なんだろう。 中途半端にすれば、傷つくのは彼女だと分かっていたのに。 守りたい、なんて傲慢だろうか。 「嘘、でしょ・・・」 両手で唇を覆う、リカさん。 ほんと表情が豊かで、素直で、真っ直ぐ。そして、強い。