「え・・・秋歌とは同じ小学校じゃないじゃん」
「ああ・・・塾が一緒だったんだ。中3までな」
「そうなんだ・・・」
もしかしてこいつも秋歌狙い?
当の白石秋歌はというと、雅とトッシーと3人で盛り上がっている。
「てか、お前、俺を忘れてんなよ」
そう言ってあたしのほっぺをつまんだ。
「な、何すんの!」
やばい。久々に子ども扱いされてあたしは戸惑った。
きょー・・・かっこよくなったなあ。
小6のときは、あたしより背が小さくって声も高めで何かとバカにしてたっけ。
中学はきょーが私立受けることになって、それから会ってなかった。
そおいや嫌なこと思い出した。
あたし・・・きょーが初恋なんだよね・・・

