6 L O V E .







「もしかして、リカに会いにきたの?」

翠さんは、勘違いしていた。
分かってたけど、いざ意識されてないと突きつけられると辛い。


「いや、あの」

「あっあたし用事思い出したから先に帰るねっ」



やっぱり助けてくれるのは、リカさんだった…。


「え、ちょ、リカ!」

「じゃお先に!」


と走り去ったリカさん。

わざと、二人きりにしてくれたんだ。

このチャンスを逃すわけにはいかない。