6 L O V E .





「お前…なんで彼女できねんだろな」



「うるせーよっ」


ケンやリカさん、俺の背中を押してくれた二人のためにも俺は前に進みたい、そう思った。



昼休みが終わる直前、向かったのは、屋上。

ここで、放課後まで過ごす。

なんて言おうか、それをひたすらに考えた。



結果はどうせ決まってる。
だったら、せめてセリフぐらいはかっこつけたい。

不思議と悲しい気持ちにはならなかった。