「シン!」


「んだよ、ケンか」


気づけば、昼休みに突入していた。
それに気づかないくらい、俺はボーッとしていたらしい。

やばいな。



「なあなあ、」


「何?」


「お前…なんかあったろ」


「え」


俺の前の席に勝手に腰かけたケン。
たまにこいつ、鋭かったりするんだよな。