自己紹介が終わり、早速席替えが始まる。
リカは一目散に慎太郎とかいうイカつめの年下男子の元に飛んでいった。
ふう。さて、どうするか。
桜には櫂くんがいるし、みくには聡くんが引っ付いている。
てか、女子余るんだよね・・・誰かさんのせいで。
「隣いい?」
「へ?」
振り向くとそこには・・・生田恭平。
「あ、どうぞ」
「さんきゅ。てか、よそよそしくね?」
「は?」
なんだコイツ。雰囲気が柔らかくて、いかにも優しそうだけどなんか違う・・・。
「あれ、俺のこと覚えてない?」
やっぱり知り合い!?
「南小で一緒だったじゃん、翠ちゃん」
「南小・・・南小学校?」
みなみ・・・しょうがっこう・・・

