「―――っ だっ、 駄目ーーーっっ!!」 ・・・・・・・・・はっ! やってしまった。 突っぱねた手。 その先には驚いて目を見開く有明先生。 「あっ・・・その・・・」 「・・・・・・ごめん」 「いや違・・・」 傷つけてしまった。 明らかに曇る有明先生の表情。 (しまったあーー!!) 結局その日はそれ以降、ぎくしゃくしたまま一日が終わってしまった。