「・・・ど、う・・・・・・」
頭が追いつかないのか、口之津はそれだけ言うと固まってしまった。
無理もない。
もしそれが本当なら、とっくに気付いていたはず。
「全然気付かないアンタもよっぽど馬鹿なのね。
確かにウチはアンタと会ってる時は、バイトの制服だったし、深夜で人もいないから化粧も何もしてなかった。
でもウチはウチだし、あの時と今で変わったつもりはない。
アンタが人を見た目だけで判断してた結果がこれよ」
有馬は吐き捨てるようにそういうと口之津に背を向け、今度は両手で瑞穂の肩に手を置いた。
「・・・ごめん。
ウチが最初からちゃんと話していればここまで迷惑かけずに済んだのに・・・。
でも晴子がそう言ってくれたの嬉しかった」
まだ整わない息。
くらむ視界。
ぼやける意識。
そんな中見た有馬は、本当に申し訳なさそうで余計に瑞穂を焦らせる。
――気に病まないで。大丈夫だよ。
そう言いたいのに、言葉が出ない。
瑞穂から手を離し、有明の方を向いて有馬は頭を深く下げた。
「有明先生も、すみませんでした。
ウチにも―・・・」
ドサッ
「瑞穂さんっ!!」
有馬の後ろで瑞穂が膝をつき、更に苦しそうにヒューヒューと肩で息をして崩れ落ちた。
頭が追いつかないのか、口之津はそれだけ言うと固まってしまった。
無理もない。
もしそれが本当なら、とっくに気付いていたはず。
「全然気付かないアンタもよっぽど馬鹿なのね。
確かにウチはアンタと会ってる時は、バイトの制服だったし、深夜で人もいないから化粧も何もしてなかった。
でもウチはウチだし、あの時と今で変わったつもりはない。
アンタが人を見た目だけで判断してた結果がこれよ」
有馬は吐き捨てるようにそういうと口之津に背を向け、今度は両手で瑞穂の肩に手を置いた。
「・・・ごめん。
ウチが最初からちゃんと話していればここまで迷惑かけずに済んだのに・・・。
でも晴子がそう言ってくれたの嬉しかった」
まだ整わない息。
くらむ視界。
ぼやける意識。
そんな中見た有馬は、本当に申し訳なさそうで余計に瑞穂を焦らせる。
――気に病まないで。大丈夫だよ。
そう言いたいのに、言葉が出ない。
瑞穂から手を離し、有明の方を向いて有馬は頭を深く下げた。
「有明先生も、すみませんでした。
ウチにも―・・・」
ドサッ
「瑞穂さんっ!!」
有馬の後ろで瑞穂が膝をつき、更に苦しそうにヒューヒューと肩で息をして崩れ落ちた。
