「有明先生ぇ!!」
「?!」
突然口之津が大声を出すので数人いる他の先生までも注目する。
「えっ・・・なんですか?」
さすがに有明もこれには驚いた。
「今度体育祭ありますよね?!
女子生徒に人気のある有明先生はもちろん何か種目に出られるんですよね?!」
声を張り上げたまま言うので他の先生まで興味津々だ。
「ほお」とか「若いっていいですなあ」とか言いながらニヤニヤしている。
肝心の有明は突然ふられた体育祭の話に頭がついていかなかった。
「た、体育祭ですか・・・?
いや・・・僕はあまり運動は好きではないので出る予定はないですが」
「駄目です!!!!」
(駄目って言われた・・・)
学生ではないのだからそんなに体育祭に熱くならなくっても・・・
というか研修生なんだからもっとやることあるんじゃないのか?
そう思ったのだが意外なことにまわりの先生にまで火をつけてしまったようだった。
「いいんじゃないか?若い先生同士だと生徒にも熱が入る」
「そうですよー。楽しそうじゃないですか」
「・・・・・・」
マズイ・・・このままでは面倒なことになる。
ちらりと隣の小浜に助けを求めてみたが、彼女もすごく楽しそうな目をしていた。
有明に味方無し――
「えっと・・・口之津先生は女子生徒の人気者になりたいんですか?」
「はあ?!んなわけねーだろ!!」
相変わらず敵対心の理由がわからないままだ。
「考えておきます」
「リレーは出てくださいね。
あとは短距離のどれかひとつ」
陸上部と言ってたのに・・・
さりげなく俺に不利なことばかりじゃないか。
「?!」
突然口之津が大声を出すので数人いる他の先生までも注目する。
「えっ・・・なんですか?」
さすがに有明もこれには驚いた。
「今度体育祭ありますよね?!
女子生徒に人気のある有明先生はもちろん何か種目に出られるんですよね?!」
声を張り上げたまま言うので他の先生まで興味津々だ。
「ほお」とか「若いっていいですなあ」とか言いながらニヤニヤしている。
肝心の有明は突然ふられた体育祭の話に頭がついていかなかった。
「た、体育祭ですか・・・?
いや・・・僕はあまり運動は好きではないので出る予定はないですが」
「駄目です!!!!」
(駄目って言われた・・・)
学生ではないのだからそんなに体育祭に熱くならなくっても・・・
というか研修生なんだからもっとやることあるんじゃないのか?
そう思ったのだが意外なことにまわりの先生にまで火をつけてしまったようだった。
「いいんじゃないか?若い先生同士だと生徒にも熱が入る」
「そうですよー。楽しそうじゃないですか」
「・・・・・・」
マズイ・・・このままでは面倒なことになる。
ちらりと隣の小浜に助けを求めてみたが、彼女もすごく楽しそうな目をしていた。
有明に味方無し――
「えっと・・・口之津先生は女子生徒の人気者になりたいんですか?」
「はあ?!んなわけねーだろ!!」
相変わらず敵対心の理由がわからないままだ。
「考えておきます」
「リレーは出てくださいね。
あとは短距離のどれかひとつ」
陸上部と言ってたのに・・・
さりげなく俺に不利なことばかりじゃないか。
