「あとは家に帰ってから消毒だな。
これくらいでいいか瑞穂?」
「うん、綺麗になった。ありがとう」
「あー、拭くものねーから乾くまでしばらくそのままにしとかねぇと」
「暑いからすぐ乾くよ」
浴衣で足をパタパタ仰がせると
「それにしてもなあ・・・」
と布津はしゃがんだまま首をかしげた。
「どうしたの?」
「んん、いや、絶妙なんだよ」
「は?」
「見えそうで見えないっつか」
「・・・・・・・・・」
絶句。
さっきまでの頼もしさはどこに・・・。
「ああ・・・見たいなら見る・・・?
お礼にもなんないけど・・・」
「じょーーーだんだって!じょーーだんっ!!」
「・・・見て嬉しくなるような大したものは履いてませんが」
「ちょっとぉ?!
なんか俺が『礼に見せろ』って言ってるみたいでしょうが!!」
すかさず立ち上がり、ため息をついて冷ややかな目をする瑞穂のご機嫌取りをする。
「ハァ・・・あんた・・・そういうところがなければもっと」
「えっ?!もっと・・・?」
「ああウン・・・
元は悪くないんだからもっとモテたかもしれないのに・・・
って言おうと思ったけど調子に乗ってるから言わなきゃよかったわ」
「俺イケメンってこと?!
初めて言われた!
マジ?!マジで?!!」
「うわぁ~~ウッザあ・・・。
いや、やっぱりアンタはタダの変態だよ。
パンツが見たい痴漢だよ」
「ちちちちげーし!
パンツが見たいとかそんなんじゃねーし!
むしろ興味があるのはその中身」
「死ね!!!」
「ぶべっ!!」
瑞穂の手が思いっきり布津の鼻と唇を捻り上げた。
「ぼっ・・・(ちょっ・・・)
びびべぶびびべぶ!!!(千切れる千切れる)」
