「晴ちゃーん！」

「結ちゃん！久しぶり！」



瑞穂と深江は学校近くの駅にて待ち合わせていた。


「登校日学校来なかったね。
まだ海外だったの？」

「アハハ、前の日に帰ってきてたんだけど疲れてて起きたら昼すぎてたんだぁ～」

「えぇっ！
有馬さんも来なかったんだよー。
バイトだったみたい」

「そっか。じゃ、３人共今日は久しぶりだねっ」


二人はその足で歩いて有馬の家に向かう。

二人共有馬の家にお邪魔するのは今日が初めてだ。





今日は花火大会の日―――。



女３人浴衣を着て、部活の終わった布津が合流して、４人で花火を見に行くのだ。




『ピンポーン』


インターフォンを鳴らすとタンクトップ姿の有馬が迎えてくれた。


「久しぶりー！入って入って」

「お邪魔しまーす」

「親仕事でいないから気遣わなくていいよー！」