有明先生と瑞穂さん

「えー・・・しょうがないな。
とりあえずこの問題だったんですけど」

「ふむふむ」

ノリノリの加津佐。
茶番に付き合う瑞穂。

「・・・・・・・・・」

「わかりました?」

「・・・・・・・・・」

「あの、加津佐さん」

「・・・・・・まあ、あれだよね」

「はあ・・・・・・」

「とりあえずこれ何の教科?」

「は」


「古文だよ馬鹿!」


目の前の有明が加津佐の顔面に教科書を投げつけた。


「あ、古文ね・・・ハイハイ」

どう見ても駄目すぎる加津佐の手から今度は国見がプリントを取り上げた。

「タケルは昔から一番頭悪かったからねー」

「リサもいい方じゃねーだろぉ?!」

「でもこれくらいなら覚えてるわよ!
答えは【ウ】でしょ?!
ねっ?!有明」

「うん正解」

「国見さんスゴーイ」

瑞穂がパチパチと手を叩いて喜んでいるのが加津佐はどうしても不満らしい。


「なんでだよー!
【ウ】だったらこっちのコレが入ってねーじゃんか!
それにこれも逆になるし」

「アンタホントに習ったこと完璧に忘れたみたいね」

「こっちのは読まないんですよ」

「えーーー?!そうだっけぇ?」


頭にたくさんの【?】マークを浮かべる加津佐を見て有明がため息をついてペンを置いた。