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「ハァ・・・ハァ・・・」
廊下の真ん中で立ち止まり、瑞穂は息を切らしていた。
(思わず逃げちゃった・・・。バックとか置きっぱなしだよ~。
取りに戻らなきゃー!)
「はぁー・・・」
重いため息をついて瑞穂は来た道を戻る。
(でも有明先生はもういないかもしれないしね)
いないことを祈る。
戻ってきた資料室の近くにまで来ると中から話し声が聞こえてきた。
(あれ?まだ二人ともいるんだ・・・)
幸い、自分が飛び出してきたままの資料室のドアは開けっ放しだった為、瑞穂はそっと中を覗き込んだ。
「・・・・うぁっ・・・先生やめっ・・・・」
「っつぅ・・・!布津君そんな力入れたら痛・・・
あっ!」
ガタガタッ
「・・・・え?」
