有明先生と瑞穂さん

元々掴めない先生だとは思っていた。

それでもあの日中庭で見た有明の目・・・

あれを見るまでは気に留めたことなんてなかった。


あんな独占欲丸出しの、
敵を見る目―――・・・。


冷たくて刺すようで、まるで氷のよう。
それでもその奥は煮えたぎっていて・・・


初めて本当の『有明』を見た気がした。


それからはどんなに上っ面を塗りつけていてもわかりやすかった。

自分と同じように瑞穂に気がある人間なら、気をつけていても瑞穂を一瞬目で追っていることもすぐわかった。


有明とは違って嘘をつくのが苦手な瑞穂だ。
どんなに有明がうまく立ち回っても瑞穂のぎこちない反応で、二人に接触があることもわかった。


どんなに勘がよくても瑞穂に気がある布津でなければ気づくことはなかっただろう。



そんな矢先、偶然見つけた二人の姿―――