有明先生と瑞穂さん

「みっ、瑞穂さ・・・」

「うわーーーーーーーーーん!!!!」




瑞穂は大声を上げながら有明の横を通り抜け走り去っていった。


「おい!瑞穂っ!?・・・・・・うぐっ」


布津はその後を追おうとしたがまだ先程受けた攻撃が効いて、フラリと地面に膝をついた。


「・・・よくわからないけど大丈夫?」

「有明先生・・・。ぐふっ、アイツいい蹴り持ってるぜ・・・」

「うん、それは見てたからよくわかった」


演技くさいセリフに有明は冷静に返した。



「・・・先生見てた?」

「何を?蹴り?」

「あ、いや。そこだけならいいんだけど」


布津は安堵し胸をなでおろす。


「とりあえず蹴られた腕見せてごらん」

「いやコレくらい大丈夫だって!」


静止を聞かずにそっと腕に触れると布津は「ギャッ」と声をひっくり返して叫んだ。


「・・・青くなるかもね」

「瑞穂、加減知らなすぎだろ」