有明先生と瑞穂さん

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軽い昼食を済ませすぐに仕事に戻った有明は、まさに今資料室へ向かっていた。


元々資料室と図書室は有明の仕事上よく利用する。


(つい資料室に置きっぱなしにしてしまうな・・・。
時間の無駄だ。気をつけないと・・・)


購買での瑞穂と布津が気にならないわけではなかったが元々仕事とプライベートをきっちり分けるタイプの有明は、今はなるべくそのことを考えないようにしていた。

もっとも、瑞穂のことになると仕事中とはいえ取り乱してしまったことは何度かあるのだが・・・。



資料室の扉に手をかけた瞬間、すりガラスの向こうに人影が見えガタガタと音が聞こえた。



(・・・?誰かいるのか?)


ガラッ


あまり気にとめず扉を開けた。


その時である。






「――っキャーーー!!!!」