「瑞穂って、たまにボーっと遠く見てることあるよな。
いつも何考えてんの?」
「え・・・」
声のした方を振向くと意外にも布津が近くにいたことに気づいて少し驚き、つい反射的に体がのけぞる。
「それってクセ?」
「わ、わかんない・・・。
あんまり意識してないけど、最近他の人からも言われたからクセなのかも」
そう、全く同じことを以前有明から聞いたのだ。
「・・・俺だけかと思ってた」
「何が・・・?」
「瑞穂のそういうトコ知ってんの。
だって結構見てないと気づかないと思うぞ?
ただボーっと遠く見てるだけだし。
誰から言われたの?」
「え、えぇっ・・・」
妙に核心をついてくる。
たったそれだけの情報でどうしてそこまで推理できるのか。
(名探偵かっ・・・)
心の中で密かにツッコミを入れた。
「親・・・だよ」
「ふーん・・・。まあ、それなら納得」
そういう口調はセリフと違い、少し不満げだ。
いつも何考えてんの?」
「え・・・」
声のした方を振向くと意外にも布津が近くにいたことに気づいて少し驚き、つい反射的に体がのけぞる。
「それってクセ?」
「わ、わかんない・・・。
あんまり意識してないけど、最近他の人からも言われたからクセなのかも」
そう、全く同じことを以前有明から聞いたのだ。
「・・・俺だけかと思ってた」
「何が・・・?」
「瑞穂のそういうトコ知ってんの。
だって結構見てないと気づかないと思うぞ?
ただボーっと遠く見てるだけだし。
誰から言われたの?」
「え、えぇっ・・・」
妙に核心をついてくる。
たったそれだけの情報でどうしてそこまで推理できるのか。
(名探偵かっ・・・)
心の中で密かにツッコミを入れた。
「親・・・だよ」
「ふーん・・・。まあ、それなら納得」
そういう口調はセリフと違い、少し不満げだ。
