有馬と深江が教室に戻ると、瑞穂の座る席の前に布津が座って瑞穂の方を向き何か話していた。


布津は必死に何かを話しているが瑞穂は出された宿題でも解きながら答えている。






「瑞穂・・・好きだ!」




「駄目よ・・・急にそんなこと・・・」


「突然じゃない、ずっと前から好きだったんだ」


「だけど私・・・」


「しらばっくれんな!」


「何よ、そんなことない」


「いや、お前は気づかないフリをしてるだけだ」