有明先生と瑞穂さん

はーーっと安堵のため息をついて立ち上がり、布団を拾い上げる。


(そういえばさっきくしゃみしてたな…)


そっと瑞穂の手に触れると少し冷えている。

それを確認して布団を掛けると気持ちよさそうな顔をした。


(疲れたな…頭が痛い)


もともと低血圧で朝に弱い有明だが、さっきの動揺で一気に疲れた。


(あんなに起こしたのに起きないなんて・・・)

ぐっすり眠る瑞穂を見て少し笑いが込み上げる。


もう一度自分も瑞穂の隣に横になり、同じ布団の中に入った。


さっき打ち消した感情が芽生える。


だめだ、だめだと思うのに、体が欲求に負けて瑞穂に触れ、抱きしめる。


(あったかい・・・)


その温度が余計に有明を欲情させた。