有明先生と瑞穂さん

ガチャン




重たいドアの鍵を閉める。


瑞穂は外に出ていた。



(行ってどうするつもりだろう・・・)




今瑞穂は有明先生の部屋に向かおうとしている――。





一人でじっとしていると嫌な考えばかりが浮かんでしまう。

(どうしよう、どうしよう)


最終的には『どうしよう』ばかり。

それならもう、考えていても埒が明かない。動いてしまえ。



家にあった飲み物と軽い食べ物、後は適当に風邪薬を持って出てきた。


どれも有明先生の家にあるかもしれないが、念の為・・・。


「・・・よし」



決意を決めて一人、先生の元へ歩く。