「8月の終わりに学校の近くで花火大会があるの。
旅行は無理だけどみんなで行かない?」
「花火大会――!」
今まで瑞穂は花火大会なんて行ったことがなかった。
幼い記憶――、両親に連れられて出店がいっぱいならぶ人ごみの中楽しかった思い出があるくらいだ。
友達がいるわけでもないし、何度か誘われることもあったがわざわざ人ごみに行かなくても・・・と思っていた。
だけどなぜか今は胸が踊る。
「楽しそう!」
一番に声を張り上げた。
3人が驚いた顔をするので瑞穂もはっとして口を押さえると、布津がニヤッと笑った。
「浴衣着て行こうよー」
「お!いいねえ!」
「私浴衣なんて持ってないし着れないよー」
「大丈夫!ウチが着せてやるから!」
有馬は妙にこういうところは器用だ。
「じゃあ浴衣買う!」
あまりの嬉しさを抑えきれずに両手を握り締めて声を張り上げると、また3人は驚いた顔をして笑った。
「いやー・・・瑞穂の浴衣かぁ」
布津が一人でニヤニヤしている。
「布津。」
「んぁ?」
「キモい」
「えっ!」ガガーン
「うん、キモイ」
「深江まで・・・!」
「布津・・・アンタ・・・」
「・・・」
「キモイ」
「同じこと溜めて言うなよー!!!」
旅行は無理だけどみんなで行かない?」
「花火大会――!」
今まで瑞穂は花火大会なんて行ったことがなかった。
幼い記憶――、両親に連れられて出店がいっぱいならぶ人ごみの中楽しかった思い出があるくらいだ。
友達がいるわけでもないし、何度か誘われることもあったがわざわざ人ごみに行かなくても・・・と思っていた。
だけどなぜか今は胸が踊る。
「楽しそう!」
一番に声を張り上げた。
3人が驚いた顔をするので瑞穂もはっとして口を押さえると、布津がニヤッと笑った。
「浴衣着て行こうよー」
「お!いいねえ!」
「私浴衣なんて持ってないし着れないよー」
「大丈夫!ウチが着せてやるから!」
有馬は妙にこういうところは器用だ。
「じゃあ浴衣買う!」
あまりの嬉しさを抑えきれずに両手を握り締めて声を張り上げると、また3人は驚いた顔をして笑った。
「いやー・・・瑞穂の浴衣かぁ」
布津が一人でニヤニヤしている。
「布津。」
「んぁ?」
「キモい」
「えっ!」ガガーン
「うん、キモイ」
「深江まで・・・!」
「布津・・・アンタ・・・」
「・・・」
「キモイ」
「同じこと溜めて言うなよー!!!」
