有明先生と瑞穂さん

時間はすぎて金曜日――




「じゃあ行ってくるわね。
戸締りと火の管理はしっかりお願いね。」


学校に行く支度をしながら両親を送り出す。


いつも家を出るのは母が最後なのだが、今日は自分が戸締りをして出なければならない。

パチンと家の電気を消すと少しだけ寂しさを感じた。


(そうだ、私結局まだみんなに旅行の話してないんだった・・・)


(今日くらい言ってみようかな)


少し緊張するが、前ほどではない。

少し不思議な気分だ。





教室に着くとすでに布津がいた。

「おっすー瑞穂!」

「おはよ、早いね。朝練だった?」

「おう!最近サボってばっかだから毎日出るようにしてるんだ」


少しだけ責任を感じる・・・。