「・・・で、非常に聞きにくいんだけどさ」


有馬が改まって言うので思わず皆箸を止める。



「結局のところ・・・アンタらってどうするの?」

「はっ!」

「!!」

「ンゴホッ!!」

布津が咳き込んだ。

(・・・あぁ~)


微妙な空気が流れる。


二人の間でも微妙な感じで済ませていたというのに、有馬は容赦がない。

「ちょっ、有馬さぁ~ん、そんな直球で聞くことないじゃん…」

「何言ってんの。アンタが一番知りたがってるんじゃないの?」


言われて深江は言葉を詰まらせた。