かくして布津の『瑞穂とおしゃべり禁止令』は始まった。
「どうしても喋らなきゃいけない時とか無理に無視しなくていいけど、できるだけ晴ちゃんに違和感を持たせるために露骨にね」
「できるかなー・・・」
「晴ちゃんが布津君から避けられて落ち込むとことか見てみたくない?」
「えー・・・なんか可哀想だけどぉー・・・へへへー結構いいかもー・・・」
妄想してデレデレ笑う。
やがて昼休みとなり、それまで瑞穂と布津に大した接触はないまま昨日のように布津と深江が外に出て有馬と瑞穂が机をくっつけて弁当を広げる。
「昨日は迷惑かけてごめんね、有馬さん」
「んー?いいよ。でも具合悪いなら早く言わなきゃ」
「そんなに悪いと思ってなかったんだけど、お弁当のにおい嗅いだらなんかダメだった。あはは」
「でも今日は元気になってよかったじゃん。ていうかいつもより元気じゃない?」
「うん、今日は調子いい。昨日ずっと寝てたからかも」
瑞穂はウインナーを元気にばくりと頬張った。
「どうしても喋らなきゃいけない時とか無理に無視しなくていいけど、できるだけ晴ちゃんに違和感を持たせるために露骨にね」
「できるかなー・・・」
「晴ちゃんが布津君から避けられて落ち込むとことか見てみたくない?」
「えー・・・なんか可哀想だけどぉー・・・へへへー結構いいかもー・・・」
妄想してデレデレ笑う。
やがて昼休みとなり、それまで瑞穂と布津に大した接触はないまま昨日のように布津と深江が外に出て有馬と瑞穂が机をくっつけて弁当を広げる。
「昨日は迷惑かけてごめんね、有馬さん」
「んー?いいよ。でも具合悪いなら早く言わなきゃ」
「そんなに悪いと思ってなかったんだけど、お弁当のにおい嗅いだらなんかダメだった。あはは」
「でも今日は元気になってよかったじゃん。ていうかいつもより元気じゃない?」
「うん、今日は調子いい。昨日ずっと寝てたからかも」
瑞穂はウインナーを元気にばくりと頬張った。
