有明先生と瑞穂さん

「…っっひゃあああああ!!!!」



再度目が合った時、思わず瑞穂は両手をあげアイスを投げ飛ばす。


無残にも少しだけアイスを残した棒は、溶けたアイスを垂らしながら綺麗に弧を描き土の上に『ペシャっ』と落ちた。



「・・・」

「・・・」



有明先生は驚き落ちたアイスを見つめる。


瑞穂も自分の行動に自分で驚き落ちたアイスを見つめていた。



「…あ~あ、もったいない」

先生がボソリと言う。


「…!
だっ、だっ、だって先生が!」

うまく口がまわらずに涙目になる瑞穂。


そんな瑞穂の反応に先生はくすっと笑い、優しく頬を撫でた。