有明先生と瑞穂さん

「そういう…スケベ目線な質問じゃないってことです」


有明先生の顔がこわばる。



「その…先生って私に告白…してくれましたけど、『付き合いたい』とかそういうこと言わなかったじゃないですか。」



言われてはっと気づいた有明先生の顔はさぁっと血の気が引いたように青くなり、その後だんだん赤くなっていった。


それを見て笑ってはいけないと瑞穂は歯をかみしめる。


明らかに余裕をなくした有明先生に満足した瑞穂はとどめをさす。





「…有明先生のエッチ」




言われた瞬間更に顔を真っ赤にして汗を噴出した先生は思いっきり顔をそらして頭を抱えた。


その時勢いよく繋がれていた手も離れる。

さっきまではどんなに慌ててもしっかり繋いで離さなかったのに、今回はそんな余裕もない程に恥ずかしかったようだ。


少しかわいそうな気がしないでもなかったが瑞穂は声を殺してブルブルと肩を震わせて大笑いした。