有明先生と瑞穂さん

「て、いうか・・・」


何か言いたげに瑞穂は口をモゴモゴさせる。


「ん?何?」



実は瑞穂は一度加津佐に聞いてみたいことがあった。

有明先生の友達なら、先生と近い感覚があるような気がするから。


食べているものを飲み込むとまだ有明先生が戻ってないことをチラリと確認し、加津佐の目を見た。



「布津・・・が、言ってたことなんですけど」

「え?どれのこと?」


「あの、私達が付き合ってると思ってた・・・アレです。

その・・・加津佐さんたちの年齢から見ても・・・あの、

こ、高校生なんて眼中ないです、よね?」


「えっ?俺?!」


加津佐が顔を近づける。
慌てて瑞穂は怪しまれないように言い訳をした。


「あ、あの!ちがくて!
有馬さんとか結構有明先生のこと本気だし、そういうのって大人から見て滑稽にうつってるんじゃないかなって!!」


ムキになって言い訳する瑞穂を怪しいと思わないはずもなく、加津佐の表情はどんどん変わりニヤ~っと顔がほころんでいく。


(あああー!失敗した!)


瑞穂が頭を抱えるとすかさず加津佐は瑞穂の隣にまわりこみ近づいて言う。


「なーんだ!そうだったのか晴チャン!!
俺わかっちゃったよー」


(ひえ?!)