有明先生と瑞穂さん

「意外と早く終わっちゃったな」



一方瑞穂は思っていたより早く会議が終わった為資料室へ向かっていた。


瑞穂は正直、このまま帰りたかった。

自分がいてもあの有馬のアプローチには恐ろしいものがある。

…二人だとどうなってることやら。


そういう瑞穂の考えは現在みごと予想大当たりで事件が起きてる真っ最中なのだがまだそれを知る由はない。



「まあでも先生もちょっと可哀相だし行ってみるか…」



何も知らない瑞穂は資料室へと重たい足を動かした。